WordPressの固定ページは、通常、ページ投稿タイプを指します。これは、WordPressのデフォルトで定義済みの投稿タイプの一つです。
WordPressは当初、ユーザーが投稿を作成できるシンプルなブログツールとして始まりました。2005年には、WordPressバージョン1.5で固定ページが導入され、ユーザーがブログ投稿の一部ではない静的なページを作成できるようになりました。例えば、「会社概要」ページ、「お問い合わせ」ページ、「法的情報」などです。
投稿と固定ページにおける主な違いは以下の通りです。
- 投稿は、ブログの投稿シリーズの一部であるタイムリーなコンテンツです。ページは、ブログの逆時系列順のコンテンツに縛られない、静的な一度限りのドキュメントです。
- ページは階層化できます。つまり、ページにはサブページを含めることができます。たとえば、「私たちについて」というタイトルの親ページには、「私たちの歴史」というサブページを含めることができます。一方、投稿は階層化されません。
- デフォルトでは、WordPressの投稿はカテゴリとタグの分類にソートできます。固定ページにはカテゴリやタグはありません。
- ページはカスタムページテンプレートを利用できます。投稿は、WordPressではデフォルトでこの機能を利用できません。
- WordPressの投稿はRSSフィードに表示されますが、ページはフィードから除外されます。
WordPressで作成できる固定ページの数に制限はなく、投稿を一切使用せずに固定ページのみでウェブサイトを作成することも可能です。固定ページは静的なコンテンツを想定していますが、ユーザーが更新できないという意味ではありません。固定ページは、ユーザーが更新したいだけ頻繁に更新できます。
ユーザーは、ページをウェブサイトの静的なフロントページとして使用し、ブログ投稿をサイトの別のページに表示することもできます。静的なフロントページとブログページを選択するには、ユーザーは設定 » 表示設定の「フロントページの表示」オプションで静的なフロントページを有効にする必要があります。
